ウオーキングやジョギングなど多くの人が手軽な運動を行っています。でも注意が必要！準備体操なしに運動を始めたり、運動を頑張りすぎるとアキレス腱に沿って痛みが出ることがあります。

☆どうして起こる？

アキレス腱を使いすぎると腱に小さな傷がつき、炎症を起こして柔軟性を失い硬くなります。これをアキレス腱炎といい、治療が必要となります。

☆初期の症状

歩き始めは痛くても、温まって血行が良くなると痛みが軽くなります。でも症状の放置には要注意！

☆慢性期の症状

日常生活でも痛み、アキレス腱が腫れて硬くなり、治療に長期間を要することもあります。この状態で運動を続けるとアキレス腱が切れる場合もあります。

☆痛みが出たら

◎しばらく運動を控える

◎冷湿布やアイシングで炎症を抑える

◎テーピングなどで患部の安静に務める

◎ストレッチでふくらはぎの筋肉を柔らかくする（間違ったやり方で行っている人が多いので要注意！正しいやり方を教えますので覚えましょう）

☆予防が重要です

運動の前後に入念なストレッチ、運動後にはアイシングなどでケアしましょう。

☆どれくらいで治る？

状態にもよりますがきちんと治療を受ければ２～３週間ほどで良くなります。

☆豆知識

日本人は和式便座で用を足すことが無くなったため、アキレス腱が硬くなったと言われています。