ケガの症状(上半身)

怪我に関しては非常に多すぎてすべては列挙しきれませんので、よく見られる怪我に関して挙げさせていただきます。

 

♦♦手首の捻挫♦♦
手を衝いて転倒した際に、手首の軟部組織を損傷する怪我です。
キーワード「手首の背側の痛み」「手首の外側の痛み」「手首を反らせると痛い」

 

 

♦♦肘内障♦♦
小児の腕を引っ張った際に肘が抜けてしまう症状です。寝返りを打った際に抜けてしまうこともあります。
キーワード「肘を動かそうとしない」「動かさなければ痛がらない」「2歳~5歳前後に多い」

 

 

♦♦コーレス骨折♦♦
手を衝いて転倒した際に「橈骨」という手首の骨が折れてしまう怪我です。
キーワード「手首が腫れている」「ズキズキ痛む」

 

 

♦♦突き指について♦♦
実は「突き指」とは病名ではありません。「突き指」とは怪我の仕方を示す言葉です。突き指をして靭帯損傷したり、骨折したりすることもありますので、注意が必要です。
キーワード「指が腫れている」「指を曲げると痛い」

 

 

♦♦肩関節脱臼♦♦
手を衝いて転倒することで肩の関節が外れてしまう怪我です。ちなみに脱臼は靭帯や関節包の損傷も伴いますので、整復後も固定は必ず必要です。
キーワード「肘を伸ばした状態で手を衝いた」「じっとしていても痛い」

 

 

♦♦肘頭部滑液包炎♦♦
肘を衝いて転倒したり、肘の骨に反復刺激が加わることで肘頭部がポコッと腫れてしまう疾患です。
キーワード「肘をつくと痛い」「ぷよぷよした腫れがある」

 

 

♦♦外傷性の肩の腱板損傷♦♦
肩を衝いて転倒することで、腱板という方の筋肉を損傷してしまう怪我です。
キーワード「手を挙げる途中が痛い」「挙げきるとそうでもない」

 

 

♦♦マレットフィンガー♦♦
指先をぶつけた際に指の腱が断裂してしまう怪我です。指を伸ばすことができなくなります。
キーワード「第一関節が伸びない」「痛みはない」

 

 

♦♦肋間筋損傷♦♦
肋間筋とは肋骨を動かす筋肉です。くしゃみや咳、体を捻った際に負傷します。字面のイメージでいうと脇腹のあたりを想像しますが、肋間筋は胸部から背中まで走っていて、痛みもその範囲で出現します。
キーワード「くしゃみ・咳で痛い」「捻ると痛い」