頚椎症・頸椎ヘルニア

☆頚椎症・頚椎ヘルニアとは

 頚椎症は、加齢による骨の変形など何らかの原因により首回りの神経が刺激されて起こる痛みです。また、頸椎の椎間板が突出して神経を刺激したものを「頸椎椎間板ヘルニア」と呼びます。

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    ©日本整形外科学会

 

 

 

☆症状は?

 初期段階では首から背中にかけての痛みがあります。進行してくると腕や手に痛み、痺れが出現します。ほとんどの方が、首を後ろに倒すと痛みがでる、という特徴があります。

 

 

 

☆治療方法は?

 頚椎症や頸椎椎間板ヘルニアは骨の変形や椎間板の突出を伴います。外部からではこれらの変形を治すことはできませんが、痛みを取ることは十分可能です。

 当院では、レーザー治療、頸椎の矯正(JRC)、首肩周りのマッサージ等で施術しております。

 神経の炎症は2か月ほどで取れることが多く、手術等の選択は(我慢できるのであれば)その後でも遅くはありません。

 

 

☆日常生活の注意点

・スマホは大敵!
 目を使うと首に悪影響が出ます。ストレートネックになりやすい。

・首を回さない
 神経を刺激してしまい症状が悪化します。

・肩甲骨を回す
 巻き肩や猫背の人が多いです。予防や改善が治療につながります。
 1例として下図の運動もおすすめ。

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   肘を後ろに寄せて15秒
   腕を前に出して15秒
   これを2~3回繰り返す