モートン病

☆モートン病って?

 みなさんが生活していて、一番下の土台で支えているのが足のアーチです。内側の縦アーチは「土踏まず」として良く知られていますが、横のアーチもあります。

 モートン病はこの横アーチが低くなることで(開張足といいます)、足の裏の神経を圧迫して指先に痛みや痺れが出る症状の事です。

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☆どんな人がなるの?

 モートン病の患者さんは成人女性に多く、ほぼ100%開張足になっています。

 元々素因として開張足がある人が、ヒールや履きなれない靴を履いたり、長時間歩いたりすることで引き起こされることが多い症状です。また、急激な体重増加も原因となり得ます。

 

 

☆治療法は?

 モートン病は、本来体重をかけても地面と接触しない部分が刺激されることで引き起こされます。また、モートン病の患者さんは歩くときに指先で蹴らずに、足指の根元で蹴って歩くケースが多く見られます。

 当院では上記の問題を解決するために、ほぼ全員にインソール(アーチパッド)を用いて施術を行います。インソールを入れることで横アーチが持ち上がり、足底への刺激を防ぐことができます。また、指先で蹴るための歩行の改善にもなるので、再発予防にもなります。

 その他にもマッサージや電気治療、テーピング、ストレッチなどの運動療法を併用して治療に当たります。

 

 

☆どれくらいで治りますか?

 インソールを入れれば直後から楽になりますが、しっかり治るまでには2~3週間かかることが多いようです。