土踏まずの痛み(足底筋膜炎)

☆はじめに

 みなさんの体は立ったり歩いたりするときに、様々な部位、例えば膝や腰などで体重を支えています。中でも一番下の土台であなたの体重を支えているのが、土踏まず(足底筋膜)です。

 長時間歩いたり、ヒールのある靴や安全靴など足に負担のかかりやすい靴を履いたり、熱心に運動をする方などは、この足底部分に炎症を起こして痛みが出ることがあります(足底筋膜炎)。

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☆どんな特徴ですか?

 痛みが出るのは土踏まずの部分で、押すと痛みがあります。足の形態的には偏平足の方に多い症状です。

 比較的朝に痛みが出やすく、動き始めるとなじんで痛みが減少します。しかし長時間活動することでまた痛みが強く出ます。

 

 

☆どういう治療をしますか

 アイシング、電気治療、マッサージ、テーピング、靴のインソール(中敷き)調整などがあります。特に、長時間靴を履く方はインソールを入れることで、靴を履くこと自体が治療につながるのでおすすめです。

 セルフケアの部分では下図のようなストレッチをしてもらいます。

 ※注意!炎症を起こしている際にむやみに強いマッサージをすると、かえって悪化するケースがあるのでむやみに揉まないでください。

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☆どれくらいで治りますか?

 ある程度安静にできれば2週間程度で改善します。我慢をして悪化した状態だったり、長時間歩く仕事だと1か月以上かかることもあります。