テニス肘

 『テニス肘』とは肘の外側に痛みが出る『上腕骨外側上顆炎』で、テニスプレイヤーに発生しやすいため、こう呼ばれています。テニスとは関係なく、家事や仕事などで手をたくさん使う方にも多く、『主婦肘』とも呼ばれています。また、肘の内側に痛みがでる『内側上顆炎』もあり、痛みの場所が違うだけで痛みのメカニズムはほぼ同じです。

 

 

☆なぜテニス肘になるの?

 手首や指先、肘を伸ばす運動を繰り返すと、手首を伸ばす筋肉が肘の外側(上腕骨外側上顆)で引っ張られて負担がかかります。やがて筋肉に微小な傷がつき炎症を起こします。いわゆる『使い過ぎ症候群』が原因です。

 

 

☆テニス肘の症状は?

 タオルを絞る・荷物を持ち上げる・手を強く握る、等の動作で肘の外側から腕にかけて痛みが出ます。症状が悪化すると、コップを持つ・ドアノブを回す・肘の曲げ伸ばしなどでも痛みが出るようになります。

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 ©日本整形外科学会

 

☆テニス肘の治療法は?

 早く治すためには、なるべく早くからの治療が理想的です。痛みを感じたらまず安静が第一、痛みの出る動作は避けましょう。

 手首や肘の日常生活での安静は、なかなか難しいものです。テニス肘専用サポーターの装着や電気治療・温熱療法(急性期にはアイシング)・ストレッチ療法などが効果的な治療となります。

 

 

☆テニス肘に効果的なストレッチは?

①痛い方の手の平を下にして肘を伸ばす

②反対の手で痛い側の手の平と甲をつかみ、平の方へ手首を曲げていく

③痛くない程度に伸ばし20秒位保持する

④次に、肘を伸ばしたまま、手の甲側へ手首をそり返すようにストレッチする(こちらも20秒位保持する)

⑤①から④を2~3回繰り返す

※ストレッチは痛くないよう無理なく行ってください

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☆どれくらいで治りますか?

 生活の中で、どれくらい手を酷使するかによって大幅に変わります。早ければ2週間ほど、長いと2~3か月かかる方もいます。