肩関節や腕、肘の痛み
肩関節が痛むと「四十肩、五十肩かな?」と思いがちですよね。しかし「四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)」は肩関節の炎症性疾患の総称で、細かく見ていくと別の疾患もたくさんあります。ここで挙げているのは一部です。
♦♦腱板損傷♦♦
「四十肩かな~」と言って受診される方に一番多い症状です。長年使っていることで肩の筋肉が擦り切れて痛みが生じます。野球のピッチャーも痛めやすい場所です。
キーワード「手を遠くに伸ばすと痛い」「手を上げる途中が痛い」
♦♦テニス肘(上腕骨外側上顆炎)♦♦
肘の外側の痛みです。手を沢山使う方に多い症状で、主婦肘とも呼ばれています。非常に多く見かける症状です。
キーワード「物をつかむと痛い」「手首や指を動かすと肘が痛い」
♦♦四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)♦♦
肩の拘縮や痛みを伴う症状です。「肩関節周囲炎」という病名は一つの疾患を指す言葉ではなく、肩関節の炎症性疾患の総称です。年代は幅広く発生し、四十代・五十代とは限りません。
キーワード「手が挙がらない、挙げづらい」「洗髪ができない」「手が後ろに回らない」「夜痛くて目が覚める」
♦♦石灰沈着性腱板炎♦♦
肩の筋肉に石灰が溜まって炎症を起こす症状です。肩関節周囲炎に含めることもあります。
キーワード「手が挙がらない、挙げづらい」「夜間に痛む」
♦♦上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)♦♦
テニス肘との違いは「外側に出るか、内側に出るか」という違いで、痛みのメカニズムはテニス肘と同じです。
キーワード「物をつかむと痛い」「重い荷物を持つと痛い」